2023年12月24日、去年に引き続き、2度目の「くるとの冬まつり」が開催されました。
今回は、馬喰町バンドのリーダー・武徹太郎さんをお迎えして、神津島の新しいお祭りをみんなで作ろうという企画です。
一見とても楽しそうな企画なのですが、武さんとの準備期間は、なんと5日間。この5日間でお面・神輿・楽器・衣装・踊り・音楽・民話劇をすべて作り上げるというなんとも盛りだくさんすぎる構想。楽しみな気持ちと「5日間で本当に実現できるの?!」という、少し不安な気持ちでのスタートでした。
しかし、そんな心配をよそに、武さんの手からは次々とたくさんのものが生み出されていきました。
島焼酎の酒樽を使った木琴
中学生が調べた神津島の冊子に載っていた「ねこまた」の民話をもとにした音楽劇
そこで使う、島の漁師さんをモデルにしたリアル人形……
東京音頭の歌詞を神津島流にアレンジしたり、昨年に引き続き大漁節の練習もしました。
その鮮やかさと作品の素晴らしさ、武さんの人柄に魅了され、刺激され、そんな座長に続けとばかりに皆で駆け抜けた1週間でした。
〜楽器づくり〜
〜お面づくり〜
〜ねこまた音楽劇の小道具づくり〜
〜衣装づくり〜
〜ねこまた音楽劇の練習〜
映像を映し出すためのスクリーンも、シーツ縫い合わせて作った手作りです。
本番前日には、馬喰町バンドのドラム・パーカッションの一樂誉志幸さん、同じく馬喰町バンドのサックス村上大輔さん、高校生のベーシスト洋太郎さんも駆けつけてくれました。
会場はくるとを飛び出して、船の待合所でもあるまっちゃーれ広場にて開催という新しい試みでもありました。
武さんが作った盛若の樽の木琴はみんなでくるとから運びました。
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くるとで作ったものをすべて運び入れ、リハーサルをし、夕方17:30、いよいよお祭りがスタート! まずは大人が海の神様である、龍神様にご挨拶。
手作りのお神輿や海ゴミで作った提灯を担ぎ、太鼓や笛の祭囃子とともに、祭りがはじまりました。
歌や踊り、民話劇、馬喰町バンドのライブ…
途中、くるとでスタートした「ウクレレ部」による神津小讃歌の演奏や、三線を練習しているえみさんと馬喰町バンドのコラボ演奏のコーナーも。
大人も子どもも自由に目いっぱい楽しんで、大団円で終えることができました。
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今回のこの祭りはスタッフだけではなく、この期間集まってくれたお手伝いのプログラムスタッフ、そしてこどもたちも一緒に、みんなで作り上げていきました。
ひとりひとりができることを楽しみながら全力で。
その個々のチカラが集まると、ひとつの大きなことが成し遂げられる。
それを目の当たりにして確信が持てたことは、このくるとという場を作っていくうえでも、自分が日々生活していくうえでも、大切な発見になったと思います。
そして、これからのくるとで起こることや、自分たちの未来のことを思うと、楽しみがわくわくと湧いてくるのでした!
武さんをはじめ、この祭りに関わってくださった皆さまに感謝です!
みんなみんな本当にすごい!!
拠点スタッフ かきうち みき
撮影:★島民カメラマン&スタッフ ★以外 Daisuke Murakami
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