初めまして。くると拠点スタッフのまなみです。

1月15・16日に美術家の山本愛子さんによる、神津島の植物や資源を使って草木染をする「景色から染まる色」が開催されました。

各日、午前の部・午後の部と計4回に分けて草木染を行い総勢40名以上の方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。


どの回も綺麗な色に染まり毎回いろんな景色を見ることができました。

1日目は椿とレザーファン、2日目は明日葉とパッションフルーツの葉、どんぐりと松ぼっくりなどの木の実を使用しての染色です。

こちらは一面レザーファンの畑!すごい量!

ただ”染める”だけではなく、島の植物をザクザクハサミで切ったり、すり鉢でゴリゴリ潰したり、鍋でグツグツ煮込んだり、布をキュッと絞って柄を付けたり、様々な工程を五感を使いながら体験しました。

椿は枝の方がよく染まるとのことで葉っぱだけではなく枝も剪定ばさみでジョキジョキ!植物は細かくすればするほど濃い色に染まるそうです。

松ぼっくりは細かくするのが難しく、子供たちが試行錯誤して細かくしてくれていました。

切った植物たちを洗濯ネットに入れて大きなお鍋でコトコト煮ます。植物によって香る匂いもお湯の色も全然違います。 色が出たらいよいよ布を投入!

煮込んで軽くすすいだ後は媒染液(植物の色素と繊維を結びつけるための液)に漬け込みます。媒染液も温泉水やくるとの薪ストーブの灰を使ってつくりました。最後の工程は絞りを取る作業です。絞りを取る瞬間に聞こえてくる「わー!綺麗!」「可愛い!」「かっこいい!」「素敵!」の声をたくさんたくさん聞けて私も嬉しかったです^ ^

失敗がないワークショップだからこそ、どんなものが完成するかわくわくしながら絞りを取る瞬間がたまらないのです♪
みんなでお互いを褒め合うってすごく大事なことですよね。

参加者の中には経験者の方もいらっしゃり、みんなで教えあいながら和気あいあいと楽しんでいる姿も見受けられました。

今回は草木染めの他に実験コーナーも設置していたため、子どもたちによって様々な実験が行われていました。
パッションフルーツやみかんの皮をスリスリ混ぜ混ぜ…どんな色になるかな?とみんな楽しそう!

くると用にもみんなで布を残してもらい「景色のはた」も作りました!

子供から大人まで一緒に草木染をした2日間。初めてくるとに来てくれた方も多く、「景色から染まる色」をきっかけにくるとに遊びに来てくれる人が増えてくれると嬉しなと思いました。参加できなかった方も是非「景色のはた」を見に来てくれたらと思います。