12月に行われたアーティスト・プログラム in 神津島/テニスコーツ『つくって、うたって、あるいて、おどって、大漁だ‼︎ くると冬まつり 2022』 今回は拠点スタッフの4名にそれぞれの視点でレポートを書いていだたきました。
第1弾みきさんのレポートはこちら

第2弾は、金曜日スタッフのまいさんです。冬まつりのお楽しみ会では「まねっこヨガ」コーナーを担当。工作も踊りも何でも得意なまいさんは、準備も当日も大活躍でした。そんなまいさんは、今回くるとの〝だるま〟についてレポートを書いてくださいました。ご覧ください。(事務局 飯島)

くると冬まつり拠点スタッフレポート その2 まいさん編

お祭り当日は爆発的な盛り上がりだったのはもちろんのこと、その中で一際存在感を放った、今回の『キーマン』?とも言える〝だるま〟に視点を置いた裏話をちょっぴりお話ししたいと思います。

まず、このお祭り準備の第一歩は、11月に開催された健康福祉まつりへの出展でした。皆さんは、くるとをずっと見守ってくれていた〝だるま〟の存在を今までご存じだったでしょうか? くるとは元々「常吉亭」という中華屋さんだったそう。10年ほど空き家となっていた「常吉亭」の倉庫から出てきたのが、このだるまだそうです。ずっと昔から居たそんな長老を皆んなの手でリニューアルしよう!と、健康福祉祭りの企画が決まりました。くるとオープンから約5年、ずっと 高い所に上げたままだった6体もの〝だるま〟を下ろすと、、、埃が積もって真っ黒でした!

感謝を込めてひとつひとつ丁寧に拭きあげ、健康福祉まつりに備えました。

健康福祉まつりのブース看板を作成中

画用紙にカラフルな絵を描いて、切って、だるまに貼って衣装替え。。。出展ブースは大盛況に終わり、貼りきれなかった〝だるま〟は〝くると神輿〟と共に、くると通常オープンのときに遊びに来た人たちの手でどんどんオシャレにデコられていきました。

一体ずつ色のトーンを合わせてみたり、ハートや星、パイナップルなんかの形に切ったカラーペーパーを所々アクセントで貼ったり、、

アーティスト〝テニスコーツ〟が島入りする日、空港ですぐわかってもらえるように、皆んなの遊び心が詰まった〝デコだるま〟を連れてお迎えにも行きました。

〝デコだるま〟のお顔は白塗りし直され、新しい表情が描かれていきました。 くるとスタッフ、美術部の高校生、テニスコーツのお2人によって、全員個性的なお顔に仕上がりました。

目は片方ずつ、お祭り当日来た方に入れてもらいました。

こうして、色んな人たちの色んな想いで衣装替えされた〝だるま〟は、お祭り当日誰よりも脚光を浴びて主役をつとめました。

いつも気配もさせずに見守ってくれていた〝だるま〟たち。この日は完全なる参加者として、くるとに集まる人たちと一緒に楽しんでいたかもしれません。 お祭り以来、彼等はくるとの正式常駐メンバーとして、元の場所には戻されず、来る人の視線の届くところに置かれています。 なんとなく、全員色んな顔で笑っているような気がします。

拠点スタッフ まい